フルートのオプションのお話(上田)

第2回 フルートのお話しです。上田です。
フルートのご購入をお考えの方は是非上田までお声掛け下さい!


という謎宣伝をはさみつつ、今回はフルートのオプションについてです。
数回に分けて連載していこうかと考えています。


・オプションとは?


フルートの苦手な部分や、構造上やりづらい部分を補うためにキィに取り付ける特殊な機能のこと

と言うとわかりやすいでしょうか?


代表的なものを幾つか上げて行きます。

Eメカニズム

D#ローラー

G/Aトリル

C#トリル

この4つが主にフルートにつけることができるオプションです。



今回はEメカニズムについてご紹介します!


もっとも多くのフルートに付いているオプションがコレです。

日本で愛用されている多くのフルートは「クローズドG#システム」というものを採用しています。
左小指のレバーを押し込むとキィがオープンになり、離すとクローズになるアレです。
皆さまのフルートもそうなっている思います。
この逆、「オープンG#システム」を使ったフルートはもちろんありますし、このシステムについて色々お話しはあるのですがそれはまた後日…


さて、このクローズドG#システムのフルートは音響学的に3オクターブ目のEが出しづらくなるというデメリットを持っています。
そのデメリットを解決するのがこのEメカニズムというシステムなのです。

ただ、このオプションをつけるにはたいていお金がかかります。
メーカーごと、機種ごとに違うので、興味が有る方は是非調べてみて下さい。
大体+3万~5万くらいで付けられると思います。

また、ニューEメカシステムというものを採用しているメーカーもあります。
これはある一つのトーンホールを小さくするというシステムです。
こちらは無料で付けられる場合が多いと聞きます。

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オーケストラの曲や近代の曲には必ずといっていいほど出てくる3オクターブ目のEの音を緊張なく自然に出せるというのは奏者にとってとても重要なことだと思います。

そんな私の楽器にもEメカニズムをつけています。
やはり3オクターブ目はフルートの華ですから、どんな状況でもEが出るということは重要な項目です。
吹き比べてみても、Eメカニズムがあるのとないのでは大違いです。

例えるなら

Eメカニズムがついてない状態は「人前で発表するのに、たどたどしい英語を使う

Eメカニズムを付いている状態をたとえるなら「きちんとまとめた資料をつかって日本語で発表する

という感じでしょうか。

あくまで個人の感想なので、「そうなんだ~」くらいの参考にして頂ければと思います。
個人差はあると思います!


ただ、そんな素晴らしいEメカニズムにもデメリットはあります。

・余分なパーツがつくので少し重たくなる。
 キィを開閉させるシステムをつけるのですから、当然ですね。
微妙な差ではありますが、ちょっとだけ重たくなります。慣れれば気になりません。

・3オクターブ目のG/Aトリルができなくなる。
 普通にアマチュアでフルートの曲を楽しむ方にはそんなに気にならない部分だと思われます。
ただ、オーケストラに乗られる方には大きな問題かもしれません。
G/Aトリルを使う曲にはドヴォルザークの交響曲「新世界より」やリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」等があります。
どちらも良く演奏される曲目なので、人によっては死活問題でもあります。


こういう場合はどうするのか。

次回はその弱点を克服する「G/Aトリルキィ」についてお話したいと思います。

それではまた!(うえだ)
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